「花かんざし」第27号
舞踊団・機関誌のごあんない
– 沖縄の純粋な心と姿を伝承 –
ごあいさつ – 川田禮子
本日はお忙しいなかをご来場いただきましてありがとうございます。
皆様のご支援のおかげをもちまして、今年もまた「川田禮子の世界」を開催することができましたことを心から感謝申し上げます。
六月は雨を楽しむ季節とか申します。しかし、私共にとりまして六月二十三日は忘れることのできない日でございます。
五十年前、「鉄の暴風」とまでいわれた激しい戦いで、自然ですらその形を変えてしまい、多くの尊い生命が失われてしまいました。その沖縄戦終結の日が今日二十三日なのです。(本誌に続く..)
琉球舞踊 川田禮子の世界
とき:1995年6月23日(金)
ところ:国立劇場小劇場
寄稿
- 「海と女」に寄せる想念 – 大河内俊輝(能楽評論家)
- 名手・川田禮子の舞と音の接点 – 宮下伸(高崎芸術大学音楽科学科長、作曲家、箏演奏家)
- 縁 – 田中英機(文化庁主任文化財調査官)
発行日:平成7年6月23日
発行元:琉球文化守礼会