「花かんざし」第24号
舞踊団・機関誌のごあんない
– 沖縄の純粋な心と姿を伝承 –
かぶきさうしを再現 – 川田禮子
本日はお忙しい中をご来場くださいまして、まことにありがとうございます。皆様の暖かいご支援をもちまして、今年もまた会を開催することができますことを、心から感謝申し上げます。私は日頃、健康だけが只一つの自慢でしたのに、今年の六月末に乳癌という思いもかけない病気に見舞われてしまい、七月から九月にかけて、入院、手術、リハビリテーションと、生まれて初めての永い闘病生活を経験いたしました。
癌と解ったとき、まず頭に浮かんだのが”十月のリサイタルをどうしよう”ということでした。手術からリハビリ迄、順調にいったとしても四ヶ月たらずの期間ではぎりぎりです。(本誌に続く..)
川田禮子 冠船流琉球舞踊公演
とき:昭和61年10月23日(木)
ところ:国立劇場小劇場
寄稿
- 川田朝子を偲ぶ – 石川文洋
- 朝子さんへの追悼を捧げる – 井坂行男
- 「姉小モーイ」の思い出 – 三隅治雄
- 幻の泪 – 西角井正大
- 朝子ちゃんと私 – 川田房枝
- 宛先ニライカナイの国 川田朝子様 – 川田功子
- 私にとって朝子姉さんという人 – 川田公子
- 朝子への思い – 川田禮子
発行日:昭和61年10月23日
発行元:琉球文化守礼会