「花かんざし」第12号
舞踊団・機関誌のごあんない
– 沖縄の純粋な心と姿を伝承 –
春のみやらび踊り – 川田禮子
本日はおいそがしいなかを「春のみやらび踊り」におこしくださいましてありがとうございます。昨年は舞踊団にとりまして、定期公演の他に沖縄公演、国立劇場における記念公演と大変に多忙な年でございましたが、おかげさまで無事におえることができました。あらためていつも変わらぬ皆さまの御後援に心から感謝申し上げます。
さて、みやらび踊りも五回目をむかえることになりましたが、今回は特に日頃から皆様に親しまれており、御希望の多かった小品集を第一部に、第二部には舞踊団独特の喜舞踊を、そして第三部には、創作舞踊「ヒヤミカサ」等、沖縄の芸能のもっているエネルギー、生活の中のリズム、それをふんだんにとり入れて、みやらび踊りにふさわしく楽しい舞台になるようにまとめてみました。(本誌に続く..)
冠船流川田琉球舞踊団 春のみやらび踊り
とき:昭和44年4月13日(日)
ところ:新宿厚生年金会館小ホール
寄稿
- 「春のみやらび踊り」の製作を担当して – 川田朝子
- 沖縄の翁芸 – 田中英機
- 沖縄の音楽について(その分類に関すること) – 高江洲義寛
- 琉球舞踊江戸上り – 池田彌三郎
- あの頃の禮子ちゃん(三) – 伊波南哲
発行日:昭和42年4月12日
発行元:琉球文化守礼会