「花かんざし」第5号
舞踊団・機関誌のごあんない
– 沖縄の純粋な心と姿を伝承 –
春のみやらび踊り – 川田禮子
ご存知のように、歌の島・踊の島といわれている沖縄では、人々の生活を歌や踊りときりは離して考えることはできません。嬉しいにつけ悲しいにつけ、明るい太陽のもと、あるいは青く冴えた月光の下で、人々は歌い踊るのです。
しかし、その踊りが生活のなかからほとんど姿を消している現在、沖縄の民俗芸能のなかにひそむ踊りのエネルギーをもって、思いきり楽しい舞台をつくりあげてみたいと考え、本年度から古典の定期公演に加えて、春秋二回のみやらび踊りを行うことにいたしました。(本誌に続く..)
冠船流川田琉球舞踊団
春のみやらび踊り
ところ:厚生年金会館小ホール
とき:昭和42年5月6日(土)
寄稿
- 舞踊団随想(沖縄コンプレックス) – 吉永淳一
- 舞踊団随想(琉球舞踊の魅力) – 松永良男太
- 伝承と創造と(古典舞踊に対する私の姿勢) – 川田禮子
- 女踊私観 – 榎本由喜雄
- 組踊と能・歌舞伎(組踊と歌舞伎) – 浦山政雄
- 組踊と能・歌舞伎(組踊と能と) – 本田安次
- 執心鐘入のこと – 宮尾しげを
- 執心鐘入のこと – 三隅治雄
- 国立劇場の琉球舞踊 – 西角井正大
- あの頃の禮子ちゃん(五)最終回 – 伊波南哲
発行日:昭和42年5月6日
発行元:琉球文化守礼会