「花かんざし」第4号
舞踊団・機関誌のごあんない
– 沖縄の純粋な心と姿を伝承 –
ごあいさつ – 川田禮子
五月の第一回古典研究会、十月の芸能祭参加公演。そして、今回の第二回古典研究会と半年の間に三回の公演会を持つことができました。「花かんざし」も四号を重ねることができ、これもひとえに御後援くださいます皆様のおかげと心から感謝いたしております。
さて、第一回研究会では「執心鐘入」を、今回は「銘苅子」をと、沖縄本島においても上演される機会の少ない組踊にとり組んで参りましたが、組踊の上演につきましては、多くの問題点や研究と地謡が山積みされております。たとえば、せりふと地謡の問題、旋律にのったせりふの感情表現、極端に様式化された演技等々、表現技法と現代感覚ということ。(本誌に続く..)
冠船流川田琉球舞踊団
第二回古典舞踊研究会
とき:昭和41年12月10日(土)
ところ:梅若能楽学院会館
寄稿
- 沖縄の村祭りと芸能 – 比嘉春潮
- 琉球民謡協会会長に選任されて – 川田松夫
- 銘苅子と羽衣と – 星田良光
- ないものねだり(三隅治雄さんに寄せて) – 伊波南哲
- あの頃の禮子ちゃん(四) – 伊波南哲
発行日:昭和41年12月10日
発行元:琉球文化守礼会